札幌で穴場の紅葉スポットを探すなら、豊平公園、西岡公園、五天山公園、有明の滝自然探勝の森が候補になります。有名な並木道とは違う秋の景色を探したいときに、地下鉄でのアクセスや水辺の散歩、森林歩きなど、歩き方に合わせて選べる4か所です。
『えぞノオト』のマンマユートです。紅葉を見たいけれど、混雑や長い移動は少し気になりますよね。今回は2026年10月12日に確認した自治体・公園管理者などの情報を基に、札幌市内の候補を整理しました。「穴場」は私の選び方であり、来園者数が少ないことや当日の空きを保証するものではありません。
穴場は「人がいない場所」より歩き方で選ぼう
札幌の紅葉というと、大きな名所や鮮やかな並木道が目に浮かびます。ただ、短い散歩で十分なのか、水辺で写真を撮りたいのか、森の奥まで歩きたいのかで、向いている場所は変わります。まずは見たい景色と歩ける範囲を合わせると、候補を絞りやすくなります。
この記事では、普段の公園散歩に紅葉を組み込める場所や、自然の中で秋を楽しめる場所を選びました。どの場所も地域で親しまれているため、「知られていない秘密の場所」という意味ではありません。週末やイベント開催日は、通常の散策日とは人の集まり方も違います。
| スポット | 選ぶときのポイント | 歩く範囲の考え方 |
|---|---|---|
| 豊平公園 | 地下鉄の近くで木々を眺めたい | 園路を中心に短い散歩も可能 |
| 西岡公園 | 水源池と森の景色を楽しみたい | 池周辺か森林散策かを先に決める |
| 五天山公園 | 広場で過ごす時間も組み合わせたい | 広場と斜面の散策を区別する |
| 有明の滝自然探勝の森 | 滝と紅葉を見ながら森林を歩きたい | 案内図でコースと往復距離を確認する |
移動の負担を抑えたいなら豊平公園、池と森を一緒に楽しみたいなら西岡公園。車で出かけて広場も利用したいなら五天山公園、森林歩きが目的なら有明の滝という選び方ができます。景色の好みだけでなく、同行する人の体力や靴も判断材料になります。
豊平公園は地下鉄の近くで秋の木々を楽しめる
豊平公園は、豊平区豊平5条13丁目にある公園です。地下鉄東豊線「豊平公園」駅の1番出口から徒歩1分というアクセスが大きな魅力。遠くへ紅葉ドライブに出かける時間がないときも、市内の用事と組み合わせて立ち寄る候補になります。
園内には林業試験場の名残を感じる樹林があり、花壇や庭園だけでなく、大きな木を見ながら歩けます。公園管理者の過去の秋の紹介では、駅側から白樺の林へ続く園路のハウチワカエデやサクラ、池のそばのイタヤカエデなどが取り上げられています。
赤い葉だけを探すより、木ごとに違う色を眺めながら歩く楽しみ方が合いそうです。なお、過去の記事で紹介された色づきは2026年の状況を示すものではありません。北海道の施設紹介にある紅葉時期の目安は10月上旬から下旬で、その年の進み具合には幅があります。
入園は無料です。緑のセンターは8時45分から17時15分までで、月曜日は休館、祝日の場合は翌平日が休館になります。公園の散策と建物の利用時間は別なので、展示や館内利用も予定している場合は、休館日まで含めて予定を立てるとよいですね。
西岡公園は水源池と森の景色を見たい人に
西岡公園は豊平区西岡にあり、水源池と湿地、森林がつながる自然豊かな公園です。整えられた並木道を眺めるというより、水辺と木々を一緒に楽しむ場所。紅葉の写真に水面や森の奥行きも入れたい人に、候補として考えてほしい公園です。
水源池は、明治期に月寒川をせき止めて造られた水道施設に由来します。水源としての役割を終えた後は、自然観察やバードウォッチングの場として親しまれてきました。葉の色だけでなく、水辺の風景や鳥の姿にも目を向けると、散歩の楽しみが広がります。
公共交通機関では、地下鉄南北線「澄川」駅から中央バスの西岡環状線に乗り、「西岡水源池」で下車して徒歩1分という行き方があります。駐車場は夏期約50台と限られています。池の近くまで車で行けるからといって、紅葉時期もすぐに駐車できるとは限りません。
湿地帯では木道から下りず、園内の案内に沿って歩くことが利用ルールです。管理者はマダニ対策として肌の露出を減らす服装も呼びかけています。森を歩く予定なら、長袖・長ズボンと足を覆う靴を用意し、街中の短い散歩とは少し準備を変えたいところです。
五天山公園は広場と見晴らしを組み合わせたいときに
五天山公園は、西区福井423番地にある、採石場跡地を利用した総合公園です。五天山を背景に広場や散策路が整備されているため、秋の木々を見る時間と、公園で過ごす時間を組み合わせやすいのが特徴。紅葉だけを目的にしない休日にも向いています。
園内には「花園の丘」という散策路があり、五天山の中腹には2か所の見晴台もあります。平地の広場で過ごすのか、斜面を歩いて眺望も楽しむのかで、歩く負担が変わります。小さな子どもや足腰に不安のある人と一緒なら、見晴台まで行くことを必須にしない計画がよさそうです。
ホテルの観光案内では、例年の紅葉の目安を10月上旬から下旬と紹介しています。ただし、これは2026年の見頃を確定した情報ではありません。公園の中でも場所や樹木によって見え方が違うため、「この日なら一面が紅葉している」と決めつけずに出かけたいですね。
管理者のアクセス案内によると、無料駐車場は544台です。バスでは発寒南駅や琴似駅方面から「福井10丁目」で下車して徒歩5分、または「五天山公園」で下車する方法があります。時間帯によって公園のバス停に停まらない便があるため、乗る便の行き先と停車地が大切です。
有明の滝は紅葉と森林歩きを楽しみたい人向け
清田区有明の「有明の滝自然探勝の森」は、ナナカマドやハウチワカエデ、ヤマモミジなどの天然広葉樹林に覆われています。札幌市も秋の紅葉見物に人気のある場所として紹介しています。公園の広場より、森の中を歩くことそのものを楽しみたい人向けです。
見どころには落差13メートルの有明の滝と、落差5メートルの有明小滝があります。森の色づきに滝の景色が加わるため、並木や池とは違う紅葉散策を考えるときに候補になります。近くの滝野すずらん丘陵公園とは別の場所なので、目的地名を正確に設定したいですね。
市の案内にある散策路の総延長は約7キロメートルですが、これは有明の滝まで片道7キロ歩くという意味ではありません。コース全体の長さと、実際に歩く往復距離を混同しないことが大切です。現地の案内図で目的地と戻る道を確かめ、時間と体力に合う範囲を選びます。
交通案内では、福住駅から中央バスの福87有明線を利用し、「三滝の沢」バス停から入口まで徒歩1分とされています。この1分も滝までの所要時間ではありません。散策路は自由開放ですが、駐車場は冬季閉鎖。訪問日の運行時刻や立入制限は、出発前の確認が必要です。
見頃は一括で決めず、訪問先の情報で判断したい
同じ札幌市内でも、街中の公園と森林の斜面を同じ見頃として扱うと、期待した景色とずれることがあります。樹種や場所が違うため、例年の月だけでなく、訪問先の直近の写真やお知らせが判断材料になります。施設紹介の見頃は、予定を立てるための目安です。
特に見落としたくないのは、写真や記事が何年の情報なのかという点です。前年の鮮やかな紅葉写真は場所選びには役立ちますが、そのまま訪問日の色づきには置き換えられません。この記事でも過去の樹木紹介と例年の時期を使っており、4か所が2026年10月12日に見頃だとは確認していません。
混雑を避けたい場合も、穴場という紹介だけで判断するより、イベント日や駐車場の規模、公共交通で行けるかを合わせて考えるほうが実用的です。人が少なそうな時間を狙って森に早朝や夕方に入ることは、別の注意点が増えるので、おすすめの条件にはしていません。
マンマユート私なら「何か所回れるか」より、見たい景色を一つ選ぶところから考えます
出かける日は歩く範囲と帰り方を先に決めよう
私なら、短い時間で秋を楽しむ日は豊平公園、水辺も見たい日は西岡公園を候補にします。車で広場へ出かけたい日は五天山公園、しっかり森林散策をする日は有明の滝という具合です。4か所を一度に回るより、その日の目的に合う1か所を選ぶと、移動に追われにくくなります。
西岡公園や有明の滝のように森へ入る場所では、色づきと同じくらい、立入制限やヒグマの出没情報が重要です。札幌市は自然歩道などの利用時にヒグマ情報の確認を求めています。通行できることを確かめたうえで、現地の注意看板や管理者の指示を優先して歩きます。
バスを使うなら帰りの便を、車なら駐車場の利用条件を先に調べておくと、散策に使える時間が見えてきます。紅葉を追いかけて予定を広げすぎず、明るいうちに余裕を持って戻れる範囲に。まずは気になる場所の公式情報を開き、見たい景色と歩く道を一つ決めてみてはいかがでしょうか。





