大谷翔平はなぜ1番を外れる?2~5番の起用方針と監督の狙い

大谷翔平選手が「1番から除外」と聞くと、出場機会まで減るのかと気になります。ただ、2026年10月10日に伝えられたロバーツ監督の方針は、リーグ優勝決定シリーズで大谷選手を2~5番の範囲で起用するというもの。具体的な打順は未確定で、スタメンから外す発表ではありません。

『えぞノオト』のマンマユートです。私は今回、打順の番号が変わることと、選手への期待が変わることを区別して読みたいと思いました。10月10日までに確認できた報道と公式の出場記録を基に、地区シリーズからの変更、監督が重視する点、試合を見るときの注目点を整理します。

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大谷翔平は何番になる?2~5番という起用方針

現地10月9日、日本時間10日のオンライン取材で、ロバーツ監督は大谷選手の打順について、まだ決めていないものの2番から5番の間になるとの見通しを示しました。Full-Countの同日報道でも、この説明と先発起用を続ける考えが伝えられています。

ここで確定しているのは、監督が示した候補の範囲です。2番への固定、4番への固定、シリーズ全試合で同じ並びにすることまで発表されたわけではありません。「2~5番」という幅を残している以上、試合前の先発メンバーが出るまでは、特定の番号を決定事項として扱わないほうがよさそうです。

また、「1番を外れる」と「先発を外れる」は別の意味です。前者は打つ順番の変更、後者は試合開始時の出場メンバーから外れることを指します。今回の報道を読む際は、見出しの「除外」という言葉だけで、ベンチ待機や戦力外のような話へ広げないことが大切です。

地区シリーズではすでに5番、4番で出場

打順変更は、リーグ優勝決定シリーズで初めて起きる話ではありません。ブレーブスとの地区シリーズでは、大谷選手は第1・第2戦で2番、第3戦で5番、第4戦で4番として出場しました。地区シリーズの途中から、打線の組み方が変わっていた流れがあります。

第3戦の5番起用について、AP通信の報道では、相手先発の左腕クリス・セール投手に対して打線に変化をつける判断だったと説明されています。監督は大谷選手と事前に話し合い、本人も理解していたとしています。単に打率だけで番号を下げた、とまとめるとこの対戦相手の要素が抜けてしまいます。

翌第4戦では4番へ動いています。一度5番になったあとも番号が変わった点から、少なくとも地区シリーズの並びは固定ではなかったと分かります。ただし、過去の試合で4番だったことを理由に、ブルワーズ戦でも4番になると予想を確定させることはできません。

1番ベッツにはどんな役割を期待しているのか

1番は、試合の最初に打席へ入る選手です。初回に出塁できれば後続が走者を置いて打てますが、二巡目以降は前の回からの状況によって、走者のいる場面でも打席が回ってきます。「1番は出塁だけ」「中軸は打点だけ」と完全に役割が分かれるわけではありません。

Full-Countが伝えた監督の説明では、ベッツ選手の打席の質が安定していることに加え、先頭で相手投手に球数を投げさせ、出塁して後続へつなぐ働きが重視されています。好調な選手を最初に置くことで、打線全体の入り方を整えたいという狙いが読み取れます。

この考え方なら、ベッツ選手を1番に置く判断と、大谷選手への期待を保つ判断は両立します。先頭打者として誰を置くかと、その後に誰を配置するかは、同じ打線を組み立てるための選択です。私には、個人の序列だけで捉えるより、前後の打者とどうつなぐかを見るほうが今回の話を理解しやすく感じられます。

13打数2安打は何を示す?四球まで消えたわけではない

地区シリーズ4試合の大谷選手は13打数2安打で、打率は.154でした。2÷13=0.153846…を小数第3位へ丸めると.154になります。安打という結果が少なかったことは、この数字から読み取れます。長打が出ていないという今回の報道も、打撃面への懸念の一つです。

ただし、打率には四球による出塁が反映されません。MLBの用語説明でも、打率は安打数を打数で割る指標です。例えば、ある打席で四球を選んでも、その四球は安打としては数えられません。安打が少ないことと、一度も塁に出ていないことを同じ意味にはできないのです。

実際、Full-Countは地区シリーズ第4戦について、1四球、1盗塁、1得点を記録したと伝えています。長打への期待に十分応えたとはいえなくても、出塁したあとに進み、得点する働きは別にあります。打撃の不振を認めながら、試合への貢献まで一括してゼロにしない見方が必要です。

なお、13打数という分母だけで出塁率を計算することはできません。四球など別の記録も必要になります。今回のように打率と出塁の話が同時に出るニュースでは、何を数える指標なのかを意識すると、「数字は低いのに監督が評価する理由」が少し見えやすくなります。

本塁打が出ない期間と、試合に出ていない期間を混同しない

サンケイスポーツの今回の報道では、8月18日のロッキーズ戦を最後に102打席本塁打が出ていないとされています。別途確認したFull-Countも、8月19日以降の22試合、102打席という数字を報じていました。ただし、本記事では全打席の公式記録を積み上げて、この連続記録を独自に再集計してはいません。

この数字を読む際に気をつけたいのは、暦の日数と打席数の違いです。最後の本塁打から時間が空いていても、その間ずっと毎試合出場していたとは限りません。Reutersは終盤の身体の不調と負傷者リスト入りを報じており、出場状況を抜きにして日付の間隔だけで不振の長さを判断するのは難しいところです。

また、本塁打が出ないこと、長打が出ないこと、安打が出ないことは、それぞれ別の記録です。本塁打がなくても二塁打があれば長打はありますし、単打があれば安打はあります。今回の「地区シリーズで長打ゼロ」と「以前から本塁打なし」は、対象期間も数える結果も異なる話として読む必要があります。

ロバーツ監督の信頼は復調の保証なのか

サンケイスポーツは、監督が大谷選手の人柄と才能への信頼を示したと伝えています。AP通信も地区シリーズ第3戦後、監督が打席内容の改善に触れ、今後の復調を期待していると報じていました。成績が低いから直ちに起用をやめる、という判断ではないことが分かります。

ただし、監督が信じていることと、次の試合で本塁打が出ることは同じではありません。信頼の言葉は、選手をどう評価し、どう起用するかを説明する材料です。そこから「打順を変えれば必ず復活する」「休養で不調は解消した」と結果まで約束することはできません。

打順変更には、相手投手、他の打者の状態、打線全体のつながりなど複数の要素が関わります。今回確認できた説明の範囲では、相手との対戦と先頭打者の働きが具体的な手がかりです。本人の気持ちや身体の回復具合を、見出しや数字だけから想像で埋めることは避けたいと思います。

マンマユート

私が注目したいのは、打順の番号だけでなく、その前後を誰が打つかです

ブルワーズ戦は打順と打席の中身を一緒に見たい

リーグ優勝決定シリーズでの正確な打順は、各試合の先発メンバーが判断材料になります。2026年10月10日時点の見通しと、実際に発表された並びを区別し、相手の先発投手、大谷選手の前後を打つ選手まで見ると、監督がどんな攻撃の形を選んだのかを考えやすくなります。

試合が始まったら、本塁打の有無に加え、安打、四球、走者がいる場面での結果を追うと内容を具体的に見られます。例えば無安打でも四球から得点につながった試合と、出塁できなかった試合では経過が違います。逆に、強い打球が出たという印象だけで、安打や得点という結果を置き換えることもできません。

今回の話で押さえたいのは、2~5番という起用の見通しが示され、地区シリーズでも実際に打順が動いていたことです。次の出場メンバーを見るときは、番号の変更だけで評価を決めず、その並びで何が起きたかまで見てみる。大谷選手の復調を期待するうえでも、その見方が役立ちそうです。

この記事の内容は、公開時点で確認した情報をもとにしています。内容は変更される場合があるため、必要に応じて公式情報や各サービスの案内もあわせてご確認ください。

マンマユート

この記事を書いている人

「えぞノオト」を運営するマンマユートです。北海道で妻と3人の子どもと暮らしています。地域情報や買い物、PC・スマホを中心に、暮らしの疑問や日々気になったことをまとめています。身近な人によく聞かれることを、自分の記憶整理も兼ねて、穏やかにわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

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